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ぎけいき:偽りなく慶史の日記です
July / 30 Wed 14:34 ×
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July / 03 Fri 00:50 ×
久し振りにレンタルしました。

と言っても、最近DVDデッキがあんまり言うことを聞いてくれないので、やっと、という感じですが。


2006年
『地下鉄に乗って』


「地下鉄」と書いて「メトロ」と読みます。
(↑「本気」と書いて「マジ」と読む、みたい。)

私の好きな作家、浅田次郎先生の自伝的要素を含んだ小説を原作にしたものです。

小さな女性下着販売会社の営業マン。
ある時、地下鉄のホームでかつての恩師に出会います。
その日はちょうど18歳で亡くなった兄の命日。

恩師と別れた後の誰もいない地下鉄の構内で、当時の兄にそっくりな後ろ姿を見かけ、追いかけてしまう。

そして地上に出ると、そこは東京オリンピック前年の東京、兄が亡くなる数時間前だった。



この原作を、だいぶ前に読んだことがあったんですが、「こんなんだったか?」と思いました。
今の家にあるはずだから探してもう一回読もうかな。

覚えてるポイントポイントは「そうそう。そうだった。」と思ったりもしたんですが。


この映画で何が印象に残ったかって、そりゃもう、大沢たかお氏ですよ!

めっちゃかっこいいーー!
なにこの人!

大沢たかお氏は主人公の堤真一氏のお父さんなんですが、そのお父さんの若い頃というか、戦中戦後をどのように生き抜いたか、なんでお父さんがああいう人になったのか、というのを目の当たりにするわけですよ。
地下鉄に乗ってタイムスリップして。


出征するために地下鉄に初めて乗ったと、嬉しそうに語る若者。
満州の最前線で、必死に子供達を守ろうとする兵士。
闇市で危険な目に遭いながらも、逞しく生き抜く男。


やっぱり時代時代で、印象だったり雰囲気だったり違うんだけど(特に戦中戦後だし)、それをスゴイ上手く演じ分けてました。
この映画が公開された当時、大沢たかおの存在感が抜群という評判を見た覚えがありますが、納得です。



自分の中にある「傲慢で金に汚い横暴な父」の影はどこにもなく、ただただ、その時を必死に生きているかつての若い「父親」。

長男が亡くなった日、自責の念にかられ泣き崩れる父を見て、現代の次男は子どもの立場から気持ちを伝える。


ケンカもした。大嫌いだった。だから籍も抜き名字を変えた。

でも本当は、家族を愛し家族の為に生きた人だった。
自分の夢に生きた人だった。


浅田作品が私的ツボなのは、感情表現がストレートで日本語が美しいからです。
そしてみんな愛情深い。
人間てスゴイと思わせてくれる。

その部分はこの映画にもあって、それは嬉しかった。

ただ、この話の最大のオチは、主人公の彼女に関わることなんですが、それは知ってしまっているからか、イマイチ感銘は受けませんでした。
知っててもやっぱりやられるものはあるんですが、これはそうでもなかったです。

それにしても、父も息子も愛人がいるって(笑)。
血は争えないということかい?
そういう部分で似るのも、いかがなものか。


でも原作、息子のほうはフツーに恋人だった気がするけど…。
違ったかなあ?
結婚考えてて指輪を渡したけど、彼女の方は本当のことを知ってて、結婚は出来ないと思っているっていうふうだったと思ったけど…。

だからこそ、彼女の決断とか彼のショックとかがより一層…、なカンジがするけどちゃんと家族がいるなら、それは帰る場所が別にあるってことだろうに。

あんたどっちやねん、とちょっと思った。

と、ここまで書いといてやっぱり不倫関係だったらお笑いだな。

やっぱり読み直そう。






ところで。

この前の稽古後ごはんで話題になった「黙れ小僧!!(←那智の日記参照)」。
結局見ちゃった。
そして思い出した。
友達が「タイタ●ック」を見てディカ●リオに惚れ、
数ヵ月後「もの●け姫」を見てアシ●カに惚れたことを。
どういう繋がりだ!とツッコんだ記憶があります。


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June / 29 Mon 20:30 ×
です。


いろいろと。





焦らず、じっと。

付き合っていくしかないですな。


June / 06 Sat 14:04 ×
チケット、完売だって。

名曲だからな~。


ぴあで取れないから、もしかしてと思ったけど……。


せっかくなので、清正公だけ写メしました。

また、来月チャレンジしよう!







May / 13 Wed 02:47 ×
揺るがない心。
シンプルな理由。

ただただ、恩返しを。


柔らかく、花のような
あの親子の為に。



舞台版
『容疑者Xの献身』



石神先生の得体の知れなさ、孤独な背中、親子に初めて会った時の衝撃、電話の音…


一見、愛想がなくて暗いジメっとした印象の彼の中には、計り知れない愛情が詰まっている。

彼女に恋をしている。
絶望から救ってくれた二人に、恩返しがしたかった。

それだけ。

それほど二人に感謝している。




舞台上に大きな盆があり、人力で動かして場面転換。

地の文に書かれた石神先生や花岡さんの心情や状況を、出演者が読み上げる。

音楽は、チェロとピアノ。


殺人から始まる哀しい物語は、原作の空気ほぼそのままでした。



なにげに注目したのは、娘の美里ちゃんでした。

考えてみれば、殺人の弾き金を引いたのは彼女だし。

常に倒れそうな程、緊張していたし。

ラストへ繋がる彼女の行動は、褒められたものではないけど理解はできる。


お母さんを助けたかった。

ボコボコに殴られた。

殺した事を後悔してない。

でももう耐えられない…。


14歳の潔癖な女の子には、何も知らずお母さんに近づいてくる男が、どう見えたのだろう。


一方真実を知らされた母は、衝撃の余り身動き一つ出来ない。瞬きすら、ない。


伝い落ちる涙がライトで光って、はじめて泣いているのに気付きました。


この花岡靖子を演じたのは、ハスキーな声が素敵な、舞台中心の女優さん。

DVDで見た事はあったけど、それはがっつりメイクの舞台だったんで、実際どんな顔なのかよく知らなかったんです。
実物は可愛いらしい人でした。


石神先生は、登場の時点で泣けてきました。

早すぎだろ自分、と思いながらも止まらなかったんです。

この人がこれから辿る道を、知っているからだとは思うけど。


パンフレットの一番最後のページに、花岡さんに宛てた手紙の最後の一文が、手書きの文字で載っていて、それがまた…(泣)。


ホントに『愛している』としか表現しようのない、深い気持ち。

あの一文は、本気で書いていると解るからまた哀しい。

自分との未来なんて望んでいない。何から何まで計算しつくし、親子を助け、親友にまで嘘を突き通すつもりだったのに…。




ガリレオ先生は、映画の湯川を見てないからわからないけど、地に足が着いた感じでした。
こういう役所珍しい人がやってたんで、新鮮でした。

メガネ白衣萌えの人にはたまらんだろうなと思いながら(笑)。

彼が何度か舞台上でコーヒーをいれるのですが、一番最初にいれた時、7列だったためかすか~にコーヒーの匂いがしました。

終演後のロビーで、「湯川が飲んでいたコーヒーと同じコーヒーを自分でいれて飲める」(←100円)コーナーが作ってあって、面白かった(笑)。飲まなかったけど。




この話のラストは救いがないという意見もあるけど、私はある意味ハッピーエンドだと思います。

確かに誰一人幸せになっていない。傍観者である湯川ですら。

でも確実に未来を感じます。


美里ちゃんにも、花岡さんにも、石神先生にも。


あのまま、石神先生の思惑通りになっていたら、石神先生は多分死刑すら有り得てそれをあっさり受け入れたと思う。

実際、刑は重いだろうけど、「生きる」未来はある。

石神先生が捨てようとした「生きていく」こと。

ここでも花岡さんは、意識的ではなく石神先生を救っている。

その事に気付いたら、きっともう死ねない。

花岡靖子の為に、「生きる」。
そういう道を石神先生は選ぶと思います。

そしていつか、リーマン予想(某推理漫画でこういう賞金のかかった数学の問題がいくつもあると知りました。このリーマン予想も解説してあったけど、さっっっっぱり解らなかった(-_-))の論文を発表し、数学者として成功して欲しいと思います。



最後にどうでもいい話を。

いろんな事情が重なって平日の昼間に行動することができたんだけど、目的地に着いた時点で携帯を確認したら、職場から着信が!

慌ててかけ直したら、30秒と持たず充電切れ!

焦って公衆電話を探してまたかけ直したら、今度は1分と持たず、30円が切れた!

もうイヤ…と思いつつ、自販機で100円玉を作り300円を入れてやっと用件が聞けた。

何かと思ったら…な用事で、一安心。


開演前に大汗かいたよ。


あー、びっくりした。


ていうか公衆電話、ぼったくり。

昔、もっと長く話せたはずだよ!






May / 06 Wed 01:39 ×
購入から約2年。


ようやっとノートパソの指定席を作れました。


モジュラージャックの位置の関係で、結局軽く模様替えをする羽目に。


情けない事に人手(←母親)を借りて。(-_-)




とろい私一人では、きっと一日では終わらなかったでしょう。

基本、片付け下手くそだし。




……精進しよう。



まずは、目標。

「モノを増やさない」




なるべく……










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