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ぎけいき:偽りなく慶史の日記です
April / 25 Thu 10:09 ×
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July / 03 Fri 00:50 ×
久し振りにレンタルしました。

と言っても、最近DVDデッキがあんまり言うことを聞いてくれないので、やっと、という感じですが。


2006年
『地下鉄に乗って』


「地下鉄」と書いて「メトロ」と読みます。
(↑「本気」と書いて「マジ」と読む、みたい。)

私の好きな作家、浅田次郎先生の自伝的要素を含んだ小説を原作にしたものです。

小さな女性下着販売会社の営業マン。
ある時、地下鉄のホームでかつての恩師に出会います。
その日はちょうど18歳で亡くなった兄の命日。

恩師と別れた後の誰もいない地下鉄の構内で、当時の兄にそっくりな後ろ姿を見かけ、追いかけてしまう。

そして地上に出ると、そこは東京オリンピック前年の東京、兄が亡くなる数時間前だった。



この原作を、だいぶ前に読んだことがあったんですが、「こんなんだったか?」と思いました。
今の家にあるはずだから探してもう一回読もうかな。

覚えてるポイントポイントは「そうそう。そうだった。」と思ったりもしたんですが。


この映画で何が印象に残ったかって、そりゃもう、大沢たかお氏ですよ!

めっちゃかっこいいーー!
なにこの人!

大沢たかお氏は主人公の堤真一氏のお父さんなんですが、そのお父さんの若い頃というか、戦中戦後をどのように生き抜いたか、なんでお父さんがああいう人になったのか、というのを目の当たりにするわけですよ。
地下鉄に乗ってタイムスリップして。


出征するために地下鉄に初めて乗ったと、嬉しそうに語る若者。
満州の最前線で、必死に子供達を守ろうとする兵士。
闇市で危険な目に遭いながらも、逞しく生き抜く男。


やっぱり時代時代で、印象だったり雰囲気だったり違うんだけど(特に戦中戦後だし)、それをスゴイ上手く演じ分けてました。
この映画が公開された当時、大沢たかおの存在感が抜群という評判を見た覚えがありますが、納得です。



自分の中にある「傲慢で金に汚い横暴な父」の影はどこにもなく、ただただ、その時を必死に生きているかつての若い「父親」。

長男が亡くなった日、自責の念にかられ泣き崩れる父を見て、現代の次男は子どもの立場から気持ちを伝える。


ケンカもした。大嫌いだった。だから籍も抜き名字を変えた。

でも本当は、家族を愛し家族の為に生きた人だった。
自分の夢に生きた人だった。


浅田作品が私的ツボなのは、感情表現がストレートで日本語が美しいからです。
そしてみんな愛情深い。
人間てスゴイと思わせてくれる。

その部分はこの映画にもあって、それは嬉しかった。

ただ、この話の最大のオチは、主人公の彼女に関わることなんですが、それは知ってしまっているからか、イマイチ感銘は受けませんでした。
知っててもやっぱりやられるものはあるんですが、これはそうでもなかったです。

それにしても、父も息子も愛人がいるって(笑)。
血は争えないということかい?
そういう部分で似るのも、いかがなものか。


でも原作、息子のほうはフツーに恋人だった気がするけど…。
違ったかなあ?
結婚考えてて指輪を渡したけど、彼女の方は本当のことを知ってて、結婚は出来ないと思っているっていうふうだったと思ったけど…。

だからこそ、彼女の決断とか彼のショックとかがより一層…、なカンジがするけどちゃんと家族がいるなら、それは帰る場所が別にあるってことだろうに。

あんたどっちやねん、とちょっと思った。

と、ここまで書いといてやっぱり不倫関係だったらお笑いだな。

やっぱり読み直そう。






ところで。

この前の稽古後ごはんで話題になった「黙れ小僧!!(←那智の日記参照)」。
結局見ちゃった。
そして思い出した。
友達が「タイタ●ック」を見てディカ●リオに惚れ、
数ヵ月後「もの●け姫」を見てアシ●カに惚れたことを。
どういう繋がりだ!とツッコんだ記憶があります。


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