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ぎけいき:偽りなく慶史の日記です
April / 21 Sat 06:50 ×
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March / 28 Mon 20:34 ×
血で血を洗う派閥党争と、自分と大して年齢が違わない大敵「祖母」。
その「祖母」の後ろ盾である、自分の父を殺した党派を臣下の大半とし
あらゆる改革に挑む孤独な王。

この王様の前代の王様は、この人のお祖父様。
では、お父様は?

上記にちょろりと書いたように、殺されたのです。
なんとお祖父様に。

先進的なものの考え方をしていたお父様は、
保守的なお祖父様と意見が合いませんでした。

お祖父様が引退して、次の王様になる予定のこの王子は、
お祖父様の後ろ盾になっている派閥(上記「祖母」の実家)にとって、
自分たちが宮廷を牛耳るのに邪魔な存在でした。

だから、その派閥がお祖父様にあることないこと吹き込んで、
結果「謀反人」として息子である王子を
殺してしまったんだそうです。

狭い米びつのなかに閉じこめて。
死因は餓死。

この時、今の王様はまだ10歳かそこらだったそうです。

自分のすぐ近くで、
自分のお祖父様が、自分のお父様を殺したのを
目撃しているのです。

この後、この子供時代の王様は、親戚に養子に出されて
「謀反人の息子ではない」状態・環境にされて
なんとか即位したんだそうです。

これは史実らしいです。

この王子を殺した派閥が、カランの家の派閥。
その派閥と対立しているのが、コロの家の派閥。

だから二人はまだ「学生」だけど、「政敵」なんです。
一番最初にカランが部屋にやって来たとき、
コロが激怒した理由はこれなんです。


「優秀な自分の部下」を一人でも多く欲していて、
「信頼」を元に「民のため」の政治を行いたい王。


その志は半ばで終わったようです…。

歴史上はね。

物語的にはまだ全然どころか、めちゃくちゃお元気ですが。
綱引き参加してるぐらいだし(笑)。

でも本当に若くして(40代だったかな?)
お亡くなりになった王様だそうです。

でもたぶんあと5~10年は大丈夫。


王である自分がどれほど言おうとも受験しなかった試験を受けた「カラン」。
これまでの「テムル」の態度。言動。なによりそのキレイな容姿。
そして、「コロ」と「ヨリム」から聞いた「今日は両家の婚礼」証言。

そこから導き出した答え。

面白いなあ、この王様。
てか、フツーに受け入れちゃうんだね。
そうじゃなかったら終わらないんだけどさ(笑)。

バレたら死罪ちゃうんかい。
当の王様が黙っとけば問題にならんのか。

この王様のお考えで、四人はある研究機関(実在)に配属になりました。
「もっと勉強しろ。その後、四人で(清に)留学さしたる。」だそうで。

てか、テムル、どうするん?
弟と入れ替わるにしてもすぐは無理って言ってたじゃん。
弟くん元気になったはいいけど、
もう顔立ちも身長も似てなくなってきたんでしょ?
カランのとこ嫁に行ってそこから出仕するの?
超名門の割に寛大そうな両親だけどさ。

ドラマでは…。
小説では「女にしては背が高い」という設定のテムル。
たぶん170センチぐらいの設定なんだと思います。
日本で言うと天海姐さんとか松嶋さんとか。
ウチでは大輝センセーがそんなもん。
でも演じた女優さんはそれほど背が高いというほどではなかったみたいです。
はっきりした顔立ちの可愛い女優さんでした。
色白で目がくりくりしてて。小動物系の顔立ち。


そして、カランは嫁を出仕させるつもりはあるんだろうか。
テムルが可愛くて可愛くて仕方ないなら
男ばっかの宮中に出したがると思えないんだけど。
でも、テムルが「行きたい」って言えば
あっさりOK出しそうではあるな…。
↑下巻はどっちかっていうとカランの方がテムルにめろめろ。

カランの下男で、 K1ファイターみたいな人が出てくるんだけど、
この人が、本人の自覚が無い頃から
カランの気持ちをなんとなく見抜いてたってのが笑った。
スゴイね、あんた(笑)。

ドラマでは…。
初ドラマ・初主演の俳優さん。
去年まではテレビでもよく見かけました。
でも、写真を最初見たときまったくわからなくて、
「なんか見たことある顔な気がする…。」と思っていました。
名前を聞いても、「誰だ?」状態。
プロフィールを見て納得。
「うたばん」とかで見てたから覚えてたんだなと。
元・東方●起の一人でした。


コロのところに嫁に来る女の子が出てくるかと思ったけど
「俺ももうすぐだ。」としか出てこなくてちょっと肩すかし。
あらま。
24歳のコロが14歳の女の子(←嫁)をどう扱うか見たかったんだけど。
ヨリムは「その家、正気か?!」と言っていたけど、はっきり言ってコロは、自分が大事だと判断した相手に対してはすごく優しい人だと思う。
野生動物みたいな人だから(笑)。

ドラマでは…。
この「コロ」と「コロ」役の俳優さんが、ものすごく人気だったそうです。
写真を見たんだけど、こりゃ人気出るわ。
女子がとっても好きそう(笑)。
原作とちょっとイメージ違うけど(童顔だし細いので)、
ワイルドな感じは出てました。
野良犬みたいな感じ。←だから貴族だっつの。

ちなみに、この前書いた「アンティーク」の
リタイヤボクサーの俳優さんもこの人。

あ、「アンティーク」の原作読んだんだった。
今度書こう。


ヨリムはちゃんと出仕するのかな。
あんた、働く気あるの(笑)?
でも、四人でいるために大科受けたんだから
職場に行くは行くんだろうね。働くかどうかは別として。

この人の実家の下働きおじさんが出てきたんだけど、面白い人でした。
主家の若様にツッコミを入れるなんて素晴らしい。


ドラマでは…。
「ヨリム」の設定自体がちょっと違うんだそうです。
小説ではちゃんと貴族なんだけど、
ドラマでは繁華街で育った大商人の息子なんだとか。

だから実はテムルのほうが身分が上。
貧ぼっちゃまだけど貴族だから。

でも経済的には圧倒的にヨリムの方が上。
そういう時代背景だそうです。

江戸時代でもありましたね。
傘張り浪人は「武士」だけど貧乏。
遊郭で遊びふけるバカ旦那は「町人」だけど金持ち。

ちなみにこの役を演じた俳優さんは、
本当に現役の成均館大学の学生さんなんだそうです。



さてさて。

「せっかく成均館から出られたのに、それよりもっと厳しい。」
と言われる学術研究機関「奎章閣(キュジャンガク)」。
日本語読みだと「けいしょうかく」かな?

最初は国の文書管理の部署だったそうですが、
次第に文献・史書なども読み解く専門職の集団になったそうです。
それを設立したのも、上記のなんとなく邪魔な王様(笑)。

季節は春。
四人の社会人生活が始まります。

それの様子を描いた続編が、夏頃出るそうです。

いつだよ~~。うきぃ。
↑すっかり出版社の思うツボにはまっている。





この上下巻を読んで、なにげに勉強になったのが「科挙」。
これがようやくだいぶ理解できました。

昔から中国を舞台にした時代小説(妖狐とか出てくるファンタジー系)も読んだりしてたのですが、
「科挙」「郷試(ごうし)」「生員(せいいん)」「進士(しんし)」
などの意味がよく分かっていませんでした。

ただ
「とりあえず上京して受験勉強をしてる人。」
とか、
「受け続けてるのに落ちて肩身の狭い人」。
ぐらいの認識しかなかったのです。
(↑間違った認識。)

それが、今回ようやく解ってスッッッキリ!!

それに伴って、「論語」や「四書五経」が
政治になんの役に立つのかというのが
なんとなくわかりました。

書いてあることはとても難しいけれど、
これは何のこと言っているのか、筆者の真意はどこにあるのか、
というのをつきつめていくと
人が人らしく、誠実にまっとうに生きていくために必要なことや心構え、
社会がこうであるならこうなるであろう、みたいな考え方や実践するためのヒントが書いてあるのだということ。

コロが言っていました。
「今までこんなもの(四書五経)がなんの役にたつのかと思っていたけど、カランのように頭でなく心で読むのなら、勉強することも悪くない。」
と。

もちろんその通りに社会を運営しようなんて
どだい無理な話なんだけど、そういうことを勉強して
考え方を理解するということは、政治家にとっては
「よりましな社会」を作るために必要だったということです。

もちろん国民全員を満足させることは不可能です。
だからこそ「(少しでも今)よりましな社会」をめざす。

そのために、彼らは全部読むのに3年はかかるという教本を
ほんの数ヶ月で終わらせて、
少しでも多くの知識を成均館にいるうちに身につける。

宮廷に出仕して、家や部署の圧力で偏ってしまう前に。


一昨年あたりから現代物よりも時代物を好んで読むようになりました。
今手元にある「積ん読」も圧倒的に時代物のほうが多いです。

国は違えど、時代が似ているなら江戸だろうが李氏だろうが清代だろうが、考え方・環境にも共通点がある。

身分。
性別。
職業。

いろんな制約がある中で、人として接した相手を垣根を越えて想う心。
現代とは違う価値観だけど、理解できる心情。

綴られる彼らの心は、熱く美しくほろ苦い。

時代劇ってやっぱり面白いなあと思います。


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