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ぎけいき:偽りなく慶史の日記です
July / 22 Tue 12:22 ×
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April / 20 Tue 22:25 ×
第2回です。間空きすぎ。


この作品のファーストコンタクトはN●Kのアニメ(深夜再放送)でした。
原作では、かなりクライマックスあたり(笑)。←読んで知った。

だからなのか、「読んでみたい」と思いました。


ハードカバーしかないと思っていたところが文庫で出てたのもタイミングがよかった。

ていうか、タイミングよすぎ(?)て、シリーズがまだ全部文庫になってなかった。Σ( ̄□ ̄:)


うわーつづきがーきになるー





『獣の奏者』
闘蛇編・王獣編



奏者は「そうじゃ」
闘蛇は「とうだ」
王獣は「おうじゅう」と読みます。

闘蛇も王獣もイキモノです。

竜とトカゲが混ざったような闘蛇。←水棲爬虫類? 馬鹿でかい。

白熊と鷲が混ざったような王獣。←空飛ぶ哺乳類。馬鹿でかい。


どちらもとても獰猛。
決して人には懐れない。



主人公はエリン。スタート時10歳の女の子。

母親と二人暮らしだったが、その母親が闘蛇を扱う仕事上のトラブルで、ある意味責任を取って(でも濡れ衣分のがでかいと思う)、死亡。

しかも、エリンの目の前で闘蛇に喰われるという壮絶な始まり。


この母が、この子が生き延びられるようにと尽くした策で、なんとか命からがら助かったエリン。

そのエリンを助けたのは、養蜂を生業とする、おじさんだった。

そこからエリンの生き物に対する興味というか、才能というか、探究が始まる。



闘蛇編でエリンは、10歳→12歳→14歳と成長。
王獣編では18歳で獣医の学校を卒業。そのままそこで先生になります。



こうやってサラっと書くと、盛り上がり感があんまりないように見えるかもしれませんが、実際はかなりぐいぐい読み進められます。



この主人公パートと平行して、王族パートもちょこちょこ出てきます。



両方のパートが一本道になるのが、王獣編に入ってから。


実は闘蛇も王獣も建国に深い関わりがあって、扱う規則に誰かの意図が感じられる。

その上、エリン母の出身氏族にこれまた秘密の技術があったりして、必然的に巻き込まれていくわけです。





この建国の真実が、王獣編の最後の章まで読んでる方にはわからなくて、読み飛ばしたのかと思って何度か戻って確認してしまいました。(^-^;


だって何も知らないはずのエリンが、急に全て知った態で話が進むから~。


最後までいってやっと納得しました。

スッキリした。






王族パートの中心人物は、ある意味捨て駒的な役職の武人青年。

このイアルという人。

一言で言えば、身体能力をかわれてお母さんからお役人さんへと、売られてしまった人←ちょっと語弊があるけど。



なんでこの人かと思ったら、後々エリンの旦那さんになる人でした。

びっくり。Σ( ̄□ ̄:)





こういうファンタジーで、ここまで世界観が作り込まれているものは久しぶりに読みました。


作者の上橋菜穂子さんは、文化人類学の先生だそうです。


本屋さんでは児童書のエリアにあるけど、決して子供だけのものではありません。


最初から「大人も子供も楽しめる物」を目指したそうです。





子供であるがゆえの抑えられない好奇心。

知識と経験に裏打ちされた反発。

生き物を思いやるがうえの挺身。


純粋に。懸命に。




震えながら、もがきながら生きるエリンを応援したくなります。





同じ作者の別シリーズも同じようにN●Kでアニメになり、上司の奥様がどハマりして、DVDも原作も全部揃えたそうな。


いま私も少しずつ読み進めていますが、1、2巻は面白かったけど3巻はあんまり好みではありませんでした。(^-^;


4巻は面白くなりそうなので、頑張って読むぞー。
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April / 08 Thu 08:31 ×
先日、「自分内ヒット」したシリーズがいくつかあると書きました。


何回かに分けてご紹介します。



その一。

みをつくし料理帖
『八朔の雪』
『花散らしの雨』
『想いの雲』



江戸時代。

ある長屋に住む女性二人。

上方言葉で話すこの二人、実は大阪では有名な料亭のご寮さんと奉公人。


いくつかの不幸が重なって、血の繋がらない二人が習慣も文化も違う江戸で、行方不明の総領息子を探す。(←忙しくて探せてないけど。)



ご寮さんはできない(やらないのか?)けど、奉公人の澪ちゃん(18)はお店の旦那様にも「見込みあり」とされた料理人。
この時代、女が作った料理は、家で作る安っぽいものだとして、広くは受け入れてもらえなかった。特に武家社会である江戸では「穢れ」がある女が作った物を店に出すなど有り得ない。

しかし、さすがに大阪商人。

今は亡き旦那様は、周りの反対を押し切り、澪ちゃんをお店の厨房に入れてくれた。
このとき澪ちゃんまだローティーン。


そこで学んだ腕でもって、女料理人を厭わず雇ってくれた小さな、いまで言う定食屋の旦那の恩に報いる為にも、季節ごとに旬の食材を使ってお店をもり立てる。






大阪とのギャップ。
ライバル店の嫌がらせ。
料理を誉めてくれる店主。
口の悪い常連。
優しいご近所。
謎のお武家様。
会えない幼馴染。



考えること、やらなきゃいけないことがホントにたくさんあって大忙しの澪ちゃん。



現実を受け入れ、仕事と向き合い、周囲に感謝し、ひたすら邁進。



私が一番、思うのは正面きって会えない幼馴染と、ちゃんと会わせてあげたい。

8歳の時、大阪を襲った大水害で死んだと思っていた自慢の親友が生きていた。

でも、もう立場が違い過ぎて、遠くから姿を見ることすらできない。


澪ちゃんに出来ることは、彼女のためのお弁当を作ること。

懐かしい思い出の味を再現すること。


いつか、二人で一緒に食べられるといいねぇ。





中編連作で、エピソード1つにメインの料理1つ。

季節ごとに旬の食材を使うんだけど、ほんの数日の旬のズレを味覚で判断できる人。

手入れをしていない包丁で作った料理の味を、「おかしい」とわかる人。

おいしいと評判だけど、一度食べただけで「飽きる味」と言える人。

綺麗な女の人が作った料理を「白粉の臭いがした」と言った人。


江戸人の味覚、恐るべし!!



各巻の最後に、澪ちゃんレシピが載ってます。

食材揃えるの、難しくはないだろうけど、絶対読んだイメージと違う物が出来上がる気がする(笑)。



誰かチャレンジしてくれないだろうか。←自分でやれ
April / 04 Sun 23:46 ×
台本配った。


日程決まった。



ちょっと軽く一段落。



まあこれからが大変なんですがね。





とりあえず、裏方仕事から始まりです。




皆さん、今回もよろしくね。



April / 02 Fri 18:57 ×
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい



ほんっっっっっっとにごめんなさい



血の気ひいた


冷や汗でた





おバカな私
どうして償いましょう……





もうイヤ…(;Д;)
↑自分がね



March / 31 Wed 22:56 ×
今年に入って、何年かぶりに手帳を使うようになったワケですが。←サイズ的にノートとも言える。


ふと思いついて、「その月に読んだ本」を書いてます。


1、2月は台本のことでアタマがいっぱい&書き忘れもあった(と思う)為、めっさ少なかったんですが、3月になって目処がたったあたりからがっつり増えた…(゜_゜;)

手を出したもののほとんどがシリーズものというのもあると思うケド、それらほぼヒットだったのです。

だから「試しに…」と読んだら続きが気になりまた本屋へ…の繰り返し。


その結果。

一ヶ月で十八冊(再読含)。



………。

どんだけヒマなん自分ー_ー )ノ"


どおりで金欠なワケだよ。


来月は再読を増やそう。


しかし、今年はこの記録を塗り替えることはもうナイデショウ。




嬉しい誤算で幸せな月でした。


一句

やすみの日
コタツで布団で 読み漁り






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