第2回です。間空きすぎ。
この作品のファーストコンタクトはN●Kのアニメ(深夜再放送)でした。
原作では、かなりクライマックスあたり(笑)。←読んで知った。
だからなのか、「読んでみたい」と思いました。
ハードカバーしかないと思っていたところが文庫で出てたのもタイミングがよかった。
ていうか、タイミングよすぎ(?)て、シリーズがまだ全部文庫になってなかった。Σ( ̄□ ̄:)
うわーつづきがーきになるー
『獣の奏者』
闘蛇編・王獣編
奏者は「そうじゃ」
闘蛇は「とうだ」
王獣は「おうじゅう」と読みます。
闘蛇も王獣もイキモノです。
竜とトカゲが混ざったような闘蛇。←水棲爬虫類? 馬鹿でかい。
白熊と鷲が混ざったような王獣。←空飛ぶ哺乳類。馬鹿でかい。
どちらもとても獰猛。
決して人には懐れない。
主人公はエリン。スタート時10歳の女の子。
母親と二人暮らしだったが、その母親が闘蛇を扱う仕事上のトラブルで、ある意味責任を取って(でも濡れ衣分のがでかいと思う)、死亡。
しかも、エリンの目の前で闘蛇に喰われるという壮絶な始まり。
この母が、この子が生き延びられるようにと尽くした策で、なんとか命からがら助かったエリン。
そのエリンを助けたのは、養蜂を生業とする、おじさんだった。
そこからエリンの生き物に対する興味というか、才能というか、探究が始まる。
闘蛇編でエリンは、10歳→12歳→14歳と成長。
王獣編では18歳で獣医の学校を卒業。そのままそこで先生になります。
こうやってサラっと書くと、盛り上がり感があんまりないように見えるかもしれませんが、実際はかなりぐいぐい読み進められます。
この主人公パートと平行して、王族パートもちょこちょこ出てきます。
両方のパートが一本道になるのが、王獣編に入ってから。
実は闘蛇も王獣も建国に深い関わりがあって、扱う規則に誰かの意図が感じられる。
その上、エリン母の出身氏族にこれまた秘密の技術があったりして、必然的に巻き込まれていくわけです。
この建国の真実が、王獣編の最後の章まで読んでる方にはわからなくて、読み飛ばしたのかと思って何度か戻って確認してしまいました。(^-^;
だって何も知らないはずのエリンが、急に全て知った態で話が進むから~。
最後までいってやっと納得しました。
スッキリした。
王族パートの中心人物は、ある意味捨て駒的な役職の武人青年。
このイアルという人。
一言で言えば、身体能力をかわれてお母さんからお役人さんへと、売られてしまった人←ちょっと語弊があるけど。
なんでこの人かと思ったら、後々エリンの旦那さんになる人でした。
びっくり。Σ( ̄□ ̄:)
こういうファンタジーで、ここまで世界観が作り込まれているものは久しぶりに読みました。
作者の上橋菜穂子さんは、文化人類学の先生だそうです。
本屋さんでは児童書のエリアにあるけど、決して子供だけのものではありません。
最初から「大人も子供も楽しめる物」を目指したそうです。
子供であるがゆえの抑えられない好奇心。
知識と経験に裏打ちされた反発。
生き物を思いやるがうえの挺身。
純粋に。懸命に。
震えながら、もがきながら生きるエリンを応援したくなります。
同じ作者の別シリーズも同じようにN●Kでアニメになり、上司の奥様がどハマりして、DVDも原作も全部揃えたそうな。
いま私も少しずつ読み進めていますが、1、2巻は面白かったけど3巻はあんまり好みではありませんでした。(^-^;
4巻は面白くなりそうなので、頑張って読むぞー。
この作品のファーストコンタクトはN●Kのアニメ(深夜再放送)でした。
原作では、かなりクライマックスあたり(笑)。←読んで知った。
だからなのか、「読んでみたい」と思いました。
ハードカバーしかないと思っていたところが文庫で出てたのもタイミングがよかった。
ていうか、タイミングよすぎ(?)て、シリーズがまだ全部文庫になってなかった。Σ( ̄□ ̄:)
うわーつづきがーきになるー
『獣の奏者』
闘蛇編・王獣編
奏者は「そうじゃ」
闘蛇は「とうだ」
王獣は「おうじゅう」と読みます。
闘蛇も王獣もイキモノです。
竜とトカゲが混ざったような闘蛇。←水棲爬虫類? 馬鹿でかい。
白熊と鷲が混ざったような王獣。←空飛ぶ哺乳類。馬鹿でかい。
どちらもとても獰猛。
決して人には懐れない。
主人公はエリン。スタート時10歳の女の子。
母親と二人暮らしだったが、その母親が闘蛇を扱う仕事上のトラブルで、ある意味責任を取って(でも濡れ衣分のがでかいと思う)、死亡。
しかも、エリンの目の前で闘蛇に喰われるという壮絶な始まり。
この母が、この子が生き延びられるようにと尽くした策で、なんとか命からがら助かったエリン。
そのエリンを助けたのは、養蜂を生業とする、おじさんだった。
そこからエリンの生き物に対する興味というか、才能というか、探究が始まる。
闘蛇編でエリンは、10歳→12歳→14歳と成長。
王獣編では18歳で獣医の学校を卒業。そのままそこで先生になります。
こうやってサラっと書くと、盛り上がり感があんまりないように見えるかもしれませんが、実際はかなりぐいぐい読み進められます。
この主人公パートと平行して、王族パートもちょこちょこ出てきます。
両方のパートが一本道になるのが、王獣編に入ってから。
実は闘蛇も王獣も建国に深い関わりがあって、扱う規則に誰かの意図が感じられる。
その上、エリン母の出身氏族にこれまた秘密の技術があったりして、必然的に巻き込まれていくわけです。
この建国の真実が、王獣編の最後の章まで読んでる方にはわからなくて、読み飛ばしたのかと思って何度か戻って確認してしまいました。(^-^;
だって何も知らないはずのエリンが、急に全て知った態で話が進むから~。
最後までいってやっと納得しました。
スッキリした。
王族パートの中心人物は、ある意味捨て駒的な役職の武人青年。
このイアルという人。
一言で言えば、身体能力をかわれてお母さんからお役人さんへと、売られてしまった人←ちょっと語弊があるけど。
なんでこの人かと思ったら、後々エリンの旦那さんになる人でした。
びっくり。Σ( ̄□ ̄:)
こういうファンタジーで、ここまで世界観が作り込まれているものは久しぶりに読みました。
作者の上橋菜穂子さんは、文化人類学の先生だそうです。
本屋さんでは児童書のエリアにあるけど、決して子供だけのものではありません。
最初から「大人も子供も楽しめる物」を目指したそうです。
子供であるがゆえの抑えられない好奇心。
知識と経験に裏打ちされた反発。
生き物を思いやるがうえの挺身。
純粋に。懸命に。
震えながら、もがきながら生きるエリンを応援したくなります。
同じ作者の別シリーズも同じようにN●Kでアニメになり、上司の奥様がどハマりして、DVDも原作も全部揃えたそうな。
いま私も少しずつ読み進めていますが、1、2巻は面白かったけど3巻はあんまり好みではありませんでした。(^-^;
4巻は面白くなりそうなので、頑張って読むぞー。
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