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ぎけいき:偽りなく慶史の日記です
May / 30 Sat 15:00 ×
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November / 06 Thu 21:15 ×
レンタルで観ました。


2006年
『花よりもなほ』


『誰も知らない』の是枝監督の時代劇。
V6の岡田君主演の仇討ち映画です。
てか、仇討ちが成功するか否かではなく、本当に仇討ちをするか否かの物語。
だって、青木宗左衛門(岡田君)、弱いんだもん(笑)。負けるの確実。
しかも相手は武士じゃないというところがまた、いかに弱いかわかるというもの。
でも逃げ足は速い。走り方も結構ぶさいくのがいい(笑)。

時代は江戸。時の将軍は五代綱吉。
世間では前年に起こった「刃傷松の廊下事件」で赤穂藩がどう出るかという時期。
あっちでもこっちでも仇討ち仇討ち。
同じ長屋で(すんごいきっったない長屋・笑)仇敵がいる人が2人も3人もいる。
まあ、その中には赤穂藩の人もいたわけだけども。

仇討ちと格好良く言ったってようは復讐。
殺されたから殺してやるでは負の連鎖は止まらない。
一番の復讐は「許す」こと。
それが相手に一生消えない「罪」を意識させる。
「死ね」ではなく「生きろ」。


命のやりとりで考えると現代人の私たちにはちょっと想像がつきにくいけど、ようは失敗したときに叱られた方が気が楽だというのと共通の気がする。
優しくされるとものすごく申し訳ないと思うし、自分がしてしまったことの重大さが身にしみる。


お父さんの法事から帰るとき同道していた伯父さんが別れ際に言ってくれたこと、宗左にはうれしかったと思う。
実家は、長男である彼が仇を討つものと思って疑ってもいない。
母親は藩からの支援金をちょろまかすし、弟にはふがいないと叱られる。
でも、江戸に戻れば集まってくる子供たち(生活のために寺子屋をやってる)に、お向かいの美形未亡人(宮沢りえちゃん超キレイ掃きだめに鶴状態)。
そんな平和な中にいたら迷うし自分の技量を考えたら躊躇うのは当然。
誰だって死にたくない。

そして思い出す。

お父さんが自分に残してくれたもの。
「仇を討ってくれ」といういまわの際の言葉に縛られていたけど。
自分にはそれしか残してくれなかったと思っていたけど。

だから宗左は止めた。
武士らしく死なねばと思っていたけど、止めた。

江戸で仲間たちに、子供たちに囲まれて生きていく道を選んだ。

深々と頭を下げる仇(浅野忠信さん貧乏そうでもカッコイイ)。
十分仇討ち成った、と思った。




長屋の住人たちが芸人さん含むベテランさんだったので、
きっっったない格好がこれまた似合う(笑)。
(↑キム兄に上島竜ちゃんに千原残念な兄)
宗左に仇がみつかったとガセネタを教えてはタカっている長屋の住民が古田新太さんなんだけど、これまた着流しが超似合う。
あの体型もあると思うけど、着慣れてる感がありあり。
口上の台詞回しも流石!でした。

そして春になると切腹したくなるという(でもエモノは竹光今回で三回目)おかしな浪人さんが香川照之さん。
出番はそんなに多くないけど、なんか目が追ってしまう。
それと、宗左の弱さを露呈させる…、なんだろあれは。遊び人?やくざとはちょっと違う気がするけど、定職にも就かずふらふらしてる若者が1人。
これが加瀬亮さんなんだけど、初めてまとも彼を観た気がする。
この人、後半で出てくる大家さん(國村隼さん悪徳番頭に見える)の新しい後家さん(夏川結衣さんフェロモン大放出)の幼なじみで、許嫁だったらしい。
なんかこの2人だけ別次元のシーンがあって、サイドストーリーというかスピンオフで一本映画ができそうな感じだった。
15年前に何があったのさ!すごい気になるよ!!

あと、赤穂藩の人が討ち入りに入る前に
「結局寝込みを襲うのか…。情けね。」と言ってたのが笑った。
確かに言われてみれば、夜の夜中に寝込みを襲い47人(この話の中では46人)で隠居したご老人をよってたかって殺したんだから、あんまり格好いいもんでもないなと思った。



特に大きな事件も起きないし、報奨金をもらうための仕掛けもヘボくて、気付よ役人(トミーズ雅顔でかい)って感じだし、
どちらかというと淡々としてるんだけど、ほのぼのとしててなんだか疲れてるときに観るといいかも。
いい感じに肩の力が抜ける気がする。

上に書いた、お父さんが残してくれたものに気づいた時のほっとしたような、肩の荷が降りたような宗左の笑顔が印象的でした。

もういっこ、これかー!と思ったのは、宣伝写真でよく見かけた岡田君の笑顔はホントにラストのラスト。
エンドロールが出る直前のラストカットです。


もう一本単館映画のやつをみたんだけど、こっちも淡々。


これはまた明日にでも。






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