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ぎけいき:偽りなく慶史の日記です
March / 29 Fri 20:07 ×
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October / 28 Tue 19:30 ×
昨日、テレビにトニー・レオンと金城武が出ていました。
「レッドクリフ」の宣伝でビストロに。

そこで思い出したのが、学生の時友人に薦められて読んだ本。


「アルスラーン戦記」


銀河英雄伝説よりもこっちを先に読んだんですよね。
(ちなみに銀英伝は同盟派。国家元首むかつくけど・笑。)

一言で言ってしまえば、非力な少年の国盗合戦記なんですが、
素直で純粋で頭のいい、でもお人好しな14歳の王太子を、性格は悪いが知略に富んだ参謀と、近隣の国では並ぶものなき誉れ高い武人が支え、侵略してきた他国から自国を取り戻そうとするところから話が始まります。

なんとな~く三国志を思い浮かべるでしょ?

こっちは舞台が架空の国で、中近東あたりに似た地名をよく見かけるからその辺りがモデルなんだと思います。(たしか作者もそんなことを言っていた)


王太子の人柄に惹かれ敵国から寝返った異国人、参謀に惚れた剽盗の跡取り娘、国境を守っていたため王都に応援に行けなかった将軍、国王について戦に参戦したものの一人逃亡した国王に幻滅した将軍、などなどそりゃもうすごい人数が、次から次へと出てくる。
もちろん中にはたま~にしか登場せず、あんた誰だっけ?って人もいるにはいるが、基本的にはみんな個性的で、性格が悪い意味で大人(笑)。

そういう人たちが、知恵を使い、武力を集め、財力を少しずつ増加させ、たった3人から始まった国盗りが、第一部終了の7巻には数万の軍隊になっている。そしてその何倍もの敵国を追い出す。

ヒロイックファンタジー。
すごい。

あ、ちなみに、act.9でアンドロイドが
「戦争に必要なものは金と食糧。」と言ったのは、ここの参謀のお言葉。
ものすごい説得力だった。



すっっっっごいムカつく狂信者とか、馬鹿じゃないの?てくらいの忠臣とか、アンタそりゃ逆恨みだよって人とか、読んでて飽きない。


合戦とか、人が死んでいく描写がちょっとグロいけど、反対に食べ物も飲み物も美味しそうだし、気温や空気感も伝わってくる。

好きな作家さんの一人なんです。

が。

ただ、なっっっかなか続きが出ない。


そう。


この話、完結してないんだよ。


私の知る限り、今のところ10巻か11巻(←一番最近でも何年も前だから記憶が怪しい)。最終的に14巻までらしいから、あとちょっとなんだけど。


キレイに終わるだろうと思うけど、それまでに確実に主要キャラクターの誰かが死んでいく。


うぉー。みんな死んでほしくないー。
でも作者がそう言ってるー。



………。


いろいろ語ってたら読み返したくなりました。


当分、お風呂で読書はコレですな。




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