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ぎけいき:偽りなく慶史の日記です
October / 19 Thu 18:18 ×
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April / 30 Mon 23:53 ×


レンタルを返しに行ったのに、
新刊コーナーを通ったら読みたかった作品が文庫になっていました。

お風呂に入りながら約3分の1。
残りの3分の2もさくっといけました。


東野圭吾
『聖女の救済』


ご存知ガリレオシリーズです。
流星の絆が文庫になったとき、これももうすぐだなと
楽しみにしていました。

文中で湯川先生も言っていますが
あり得ないトリック。

確かに殺人はイカン。
でも、この人の気持ちもわかる気がする。



殺されたのは犯人の旦那。

最初の段階で奥さんが犯人だということは
明白なんだけど、どうやって殺したのかがわからない。

調べていくうちに、関係ないどころか悪あがきだろそれ、
みたいな方向に進んでいた刑事さんの掴んだ事実が、
実はすごく大事な事柄だったのにはびっくりした。

それまで、なんかその刑事さんの行動にいらっとしてたのに、
あっさり翻った私は単純者。



本当に旦那だけが憎かった。
旦那だけを殺すためだけに行動していた。

自分が見限られるのは最初からわかっていた。
それでも、わずかな可能性に賭けたのに。

彼女は、結婚する前から旦那を殺すことを、決めていた。



この旦那がホントむかつく。アンタ何様だ。
なにが「俺のライフスタイル」だ。

そうすることで人を傷つけることに対して
「あらかじめ言ってあるだろう。」
と当たり前のように吐き捨てる男。

自分の価値観を疑わない。覆さない。
そして、女性を尊重しない。
ある意味、人間扱いしていない。

こいつ、子どもが生まれても
自分の理想通りの子にならなかったら、
例えば幼稚園とか小学校受験とかに落ちたりしたら
ばっさり切り捨てると思うけど。

なんで、こんな男に惚れるかな。
奥さんも不倫女も。
さっぱりわからない。

まあ、奥さんは最初に殺意を持った段階で
ある程度冷めてはいるんだろうけど。

わからないのは、不倫相手。
社長で、見た目もよくて、中身も魅力的で…
と言ってたけど、よく考えたらおかしいだろ。
自分の嫁の弟子に手を出すし、
子どもが欲しいから期限内に出来なかったら次の女って。
自分が次の女に「行かれる」立場になるかもって
思わなかったのかな。

たまたま運がよかったから、純粋に悲しむことができるけど、
これで自分が捨てられていたら、
この女が犯人になっていてもおかしくなかった。

しかも、あっさり発覚してとっとと御用になっていたはず。



凶器につかわれた道具にふりつもった埃。
緊張の日々。
気が抜けない日常。
それでも、やりぬいた。
もう少しで完全犯罪だった。
疑われることは想定内。
逃げ切れるだけの道は作った。


たった一つの誤算は、物理学者とその友人の刑事。


彼女は限りなく疑わしい。
でも、それを証明するための材料が見つけられない。

刑事は彼女がやってないことを証明したくて。
物理学者は若手刑事の謎かけに興味を覚えて。

それぞれにアプローチをした結果。

それらを見逃してはもらえませんでした。



100年以上前のホームズ氏も
「完全犯罪などあり得ない。」
と言っています。
科学が進歩し、新技術がどんどん開発され
どんな犯罪も立証できるだけの背景があります。

しかし、今回はうまくいけば未解決事件として
処理されたかもしれなかった。

そして永久にトリックが分からないままになっていた。

……ならなかったけど。


この殺人は、周りには良妻の鑑とされながらも旦那には軽んじられた自分自身の存在を、主張したように見えました。

旦那自身は、なんで自分か殺されるのか、死んでも理解できないと思うけど。

こんなヤツのために刑務所に行くなんてアホくさいよ。

慰謝料がっぽり貰って、自分が捨ててやったんだぐらい言ってやればよかったのに。

人物としての悪評流せば、社会的制裁も有り得たかも知れない。


これ、この奥さんに同情する人多いと思う。
トリックは知りたかったけど、奥さんが裁かれるのは
ちょっと可哀想な気がする。

弁護士さん、ぜひ情状酌量を。
刑期の軽減をお願いします。






いま、積ん読がたくさんあります。
GWに消化しなきゃ。

以前日記に書いたシリーズの主人公が、転機を迎えています。

また、それを書くかも。



最近感想シリーズさぼり気味なので、また書かんと。
文章の練習になるし。



海外ドラマをもりもり見ているので
(しかも犯罪系のシリーズばっかり・笑)
映画はしばらくおあずけ。
1シーズン分いっきに借りて、1週間かけて見るのが楽しい。

どうも、私は単発モノよりも連続モノのほうが好きみたい。

本も読み切りの1冊ものよりも、続刊があるほうが読む気になる。

……これも一種の貧乏性か。

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